顎関節症の治療。とりあえず模型を採って観察。episode #03
2009年6月29日 月曜日 雨
模型(マル模)を作って眺めてみる必要あり。
患者さんのかみ合わせは、口の中をのぞき込んで観察するだけで、だいたいはわかります。しかし、自分のかみ合わせは鏡でしかみることができませんので、とりあえず型(印象)を採って石膏模型にして観察することにしました。
型(印象)をアルジネートで採ります。私は「えづき」やすいので、苦しいです。
業界用語で、マルモ(マル模、模に○で囲む)のための型どりです。既製トレーでアルジネート印象材を使用します。全顎(フルマウス)の印象採得は窒息など事故が起きる危険性が高いので歯科医師が行わねばなりません(と研修医の時に教わった)。もちろん、歯科医師の私が自分のも採ります。
今回は、スプリントのための作業模型も兼ねてるために、精密に採れるようにがんばっています。
私は歯科医師国保という保険なので、こういう歯科の緊急性のない疾患に関しては保険が効きません(たぶん)。自分の歯科治療費は自腹なので、手間と時間とを省くために、一発取りです。
下顎も採ります。私は下顎隆起といって、下あごのベロ側(舌側)に隆起がありまして、こいつが既製トレーにあたって痛いんです。
患者さんの中にも、下顎隆起のりっぱな人がいまして、下顎の型どり時に、トレーの縁があたると痛い顔をされますが、まぁ、良い型を採るためには多少の我慢はしていただくことになります。それにしても、えづきます。ぐぇぇ。 患者さんがえづいても、良い型を採るためには、窒息しない限り我慢していただきますので、もちろん、私も我慢しますよ。
ちなみに、顎関節症の治療は保険適用ですので、保険でできます。スプリントによる治療も保険適用です。
写真は、カミサンに撮ってもらっています。笑いを堪えるのでブレます。
顎関節症の症状にはいろいろあるんです。 episode #02
2009年6月22日 月曜日 雨
一言で顎関節症といっても、症状はさまざまです。
顎関節症の症状で、一番わかりやすいのは「ここが痛い」と指でさせる場合。
顎が痛くて開け閉めできない。食事のときに、かむと痛い。痛みの起きる場所、タイミングがわかりやすいので治す側としてはラッキー。
あと、歯が痛い、しみるとか口の中の症状は、ほとんどの人にみられます。口の中にかんでできたアフタをつくる人もいます。これもわかりやすい。
その他、痛くなるのは、耳の穴のところにある顎関節部分とか、かむ筋肉の頬やこめかみを抑えると痛いことがあります。こめかみ全体がつっぱったかんじで痛いという人もいました。
顎関節症の痛みは、肩のこりや痛みと連動することが多いので、肩こりの治療のために鍼灸院、整骨院や整形外科に通院している人も多いと思います。
顔面痛というのもありまして、ひどい場合には、顔がゆがんでしまうこともあります。
歯医者の立場からもっとも困るのは、歯が痛いのか、顎が痛いのか?特定できないとか、痛いというより違和感程度のはっきりしない症状を患者さんが延々と訴える場合。
こういうのは、歯医者では手に負えず、ペインクリニックや神経内科などでの治療が必要になります。
ということで、私の場合、よくある症状だけなので、簡単にスプリント療法でやっていくことにしました。
続く…
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